COLUMN コラム
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テラス囲い
2021.03.09 -
前回はサンルームや増築で空間を広げるお話をしました。
家屋の外側の空間を利用することでは、サンルームにとてもよく似ている
「テラス囲い」というものがあります。
光を多く取り込み、開放的な空間で、見た目も用途もサンルームとよく似ていますが、違いがあります。
土台から作るサンルームは、居室としての機能がありますが、テラス囲いは、既存のベランダやテラスの屋根や柱をそのまま利用し、側面や前面を囲ったものなので、気密性、水密性に関しては、サンルームが優れています。
一方、サンルームを設置するには、基礎工事が必要になりますが、テラス囲いには基礎は不要です。
テラス囲いは、リーズナブルに、また工期も短期間で、サンルームよりは手軽に、同じような空間を作り出せます。
サンルームでも非常に凝ったおしゃれなつくりの”コンサバトリー”というものもございますが、最近では「ガーデンルーム」と呼ばれるものも出てきています。
ガーデンルームとは、テラス囲いをよりこだわったデザインで開口部を変化させたり、屋根の構造などを変えたものです。
こちらもテラス囲いの一種になります。天候に左右されず、洗濯物を干したり、植物を育てたり、お子様の遊び場などに幅広く活用できます。ただ、お天気が良い日には、日差しを多く取り込めるので、真夏はかなり室温が高くなります。暑い季節は、洗濯物やお布団の干し場とするのが良いでしょう。
春はもうそこまで来ています。ぽかぽかとした春の日差しを取り込むのも良いですし、お天気がすっきりしない梅雨時の対策に、便利に使える開放的な空間をご検討してみてはいかがでしょうか。
サンルームとテラス囲いの違い
サンルーム テラス囲い メリット ・構造が丈夫で不燃物を使用することが多い
・気密性、水密性が非常に優れている・COSTがサンルームほどかからない
・施工期間が短い(最短だと1日ほど)
・自由度が高いデメリット ・商品、工事ともにCOSTが高い
・物によっては施工期間がかかる・気密性や水密性といった性能がサンルームより低い